
“麻” ときくと、「夏」をイメージされる方も多いはず。
麻のワンピースにシャツ。
優しく光を通す独特の透け感。まさに夏にぴったりの天然素材です。
でもそもそも、麻ってどんな素材なのでしょう?
なぜ、夏に「いい」とされているのでしょう?
麻の特徴をひも解けば、あなたの夏にぴったりの、くつろぎの道具や寝具選びのヒントがきっと見つかります。
夏に気になる ”麻” ってどんな素材?

麻は、天然繊維の中でも特に強度の高い素材です。
多くの繊維は水に濡れると弱くなりますが、麻は逆に、濡れることで強さが増します。
水にも強い、丈夫な素材といえます。
また、麻の繊維は「中空(ちゅうくう)」と呼ばれる、中央に空洞をもつ構造をしています。この空洞が湿気を吸収したり、外に逃がしたりする働きをします。
しっかりとした強度から生まれる生地のハリやシャリ感と、通気性の良さが、さらっと爽やかな肌ざわりにつながるんですね。
さらに麻は、天然繊維の中でも熱伝導率が高く、身体の熱をすばやく吸収して外へ逃がしてくれるため、自然なひんやり感が楽しめるのも特徴です。
「リネン」と「ラミー」。2つの“麻” の個性
ひと口に “麻” と言っても、実はさまざまな種類があります。
原料となる植物によって、それぞれの個性が生まれます。
たとえば、衣類や寝具などの家庭用品でよく使われるのが「リネン」と「ラミー」。
どちらも “麻” ですが、それぞれに特徴があります。
リネン
リネンは、亜麻(あま)という植物から作られます。
短い繊維が、ペクチンという天然の糊のような成分で集まった構造をしています。
このペクチンのおかげで、チクチク感が少なく、肌ざわりがやさしいので衣服などによく使われます。使うほどに風合いが増し、肌に馴染んでくれるのも魅力です。
ラミー
ラミーは、苧麻(ちょま)という植物を原料に作られます。
一本の繊維が長く、しっかりしているのが特徴です。そのため、強度や通気性に優れ、ハリのあるシャリ感が心地よく、夏の寝具などに重宝されています。
暮らしへの ”麻” の取り入れ方
まずは普段の衣服から

リネンの衣服は、とても身近な“麻”の取り入れ方です。
肌ざわりや風合いの異なるものがあり、色やデザインのバリエーションも豊富。
サラッとした心地よさを、ファッションの中で気軽に楽しめます。
もちろん、麻の魅力は衣服以外でも活かせます。
”麻” の寝具を取り入れる
眠るとき、全身に触れるのが寝具です。
寝具を見直すことは、快適な眠りにつながります。
・敷きパッド

お手持ちの敷き布団やマットレスの上に重ねるだけで、心地よい寝心地に。
暑い季節は、半袖や半ズボンの寝間着で過ごす方も多いでしょう。
そんなとき、手足が直接ふれる敷きパッドに麻を選ぶと、自然なひんやり感が気持ちよく、湿気もサラッと逃がしてくれます。
四隅にゴムが付いたタイプだと、ずれも気にならず、付け外しも簡単なのでお洗濯のハードルも下がりますね。
・ピロケース / 枕カバー

もっと手軽に”麻” を体験してみたい方には、ピロケース・枕カバーがおすすめです。
「頭寒足熱」という東洋医学の言葉を聞いたことはありますか?
人間は頭に熱がこもりやすく、足元は冷えやすい生き物だと言われています。そのバランスを整えることが、身体のバランスも整えてくれる、という考え方のだそうです。
それでなくとも暑い夏の夜。
頭や顔まわりがサラッと心地よいのは、とても気持ちがいいものです。
”麻”の力が、熱や湿気を逃がしてくれるので、お顔周りのひんやり感、サラッと感を楽しめ、寝苦しい夜の心強い味方になりますよ。
・掛け布団
敷きパッドと同じく、全身で”麻” を楽しめる掛け布団です。
生地だけでなく、中のわたにも麻が使われているものを選ぶと、さらに素材の魅力を楽しめます。

わたが入った掛け布団は、家でお洗濯のできないものが多いため、洗えるカバーと一緒に使うと安心です。カバーも麻で揃えれば、さらに快適です。
洛中髙岡屋の“麻”の寝具で、快適な夏を
洛中髙岡屋では、麻の心地よさを活かした寝具をご用意しています。
天然素材ならではの涼やかさと、やさしく寄り添う使い心地。
寝苦しい夜にくつろぎを届けてくれる“麻”。ぜひ、暮らしに取り入れてみませんか。












